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耳の病気と症状

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難聴について

難聴といっても、耳のどの部位に原因があるかで、難聴の種類や程度が違ってきます。

耳の構造は、図のように人間の耳は「外耳」「中耳」「内耳」の3つの部分からなりたっています。
音は外耳道を通じて鼓膜に達し、ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨によって内耳に 伝えられます。
音は内耳に入ると有毛細胞により電気信号に変換され脳に送られます。
このように、耳の各器官がそれぞれの役割を果たすことで音を聞き取ることができます。

難聴の種類

難聴の種類は、外耳、中耳に原因がある「伝音性難聴」、内耳やさらに中枢へ向う部分に原因がある「感音性難聴」、伝音性難聴と感音性難聴の両方の特徴を併せ持った「混合性難聴」とがあります。

外耳道に耳垢(みみあか)が充満している場合や、耳垢(みみあか)が柔らかく自宅での耳掃除で耳垢(みみあか)を奥に押し込んでしまう場合に、難聴を来すことがあります。
このような場合、耳鼻科での耳垢除去をお勧めします。

難聴の程度

難聴の程度は、一般に4つに分けられます。

1.軽度難聴:25-40dB
小さな声や騒音下での会話の聞き間違いや聞き取り困難を自覚する。
会議などでの聞き取り改善目的では、補聴器の適応となることもある。
2.中等度難聴:40dB-70dB
普通の大きさの声の会話の聞き間違いや聞き取り困難を自覚する。
補聴器の良い適応となる。
3.高度難聴:70dB-90dB
(オレンジ四角グラフ橙色部分)
非常に大きい声か補聴器を持たないと会話が聞こえない。
しかし、聞こえても聞き取りには限界がある。
4.重度難聴:90dB以上
(赤四角グラフ赤色部分)
補聴器でも、聞き取れないことが多い。人工内耳の装用が考慮される。
聴覚と年齢

グラフでは縦軸が音の大きさ、横軸が周波数で左側が低音、右側が高音を示します。
年齢とともに高音部が聞き取りにくくなります。
グラフ赤色の点線部分、バナナの様な形の部分が「スピーチバナナ」といい、会話音声範囲を示します。
人の普通の会話音域を聴力図上に示すとバナナのような形になるのでそんなふうに呼ばれています。
一般に周波数が低く大きい音である母音は、周波数が高く小さい音である子音より聞こえやすく、特に子音の成分のうちタ行、サ行、ハ行、カ行は高音域にあり、これらが聞き取りづらくなったら難聴の可能性があります。

 

スピーチバナナの部分より外れると会話が困難になりますので、補聴器を用いて「スピーチバナナ」の部分まで聴力を補うことでに言葉の理解力を上げるようにします。
また、難聴の進行に関して、「急速に出現した難聴」と「ゆっくり進行した難聴」があります。
「急速に出現した難聴」には中耳炎、突発性難聴などがあり、治療時期を逸すると難聴が回復しない場合がありますので、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。

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