最近、会話が聞き取りづらい
難聴(補聴器)

難聴について

灘区にあるきむ耳鼻咽喉科、耳の構造難聴といっても、耳のどの部位に原因があるかで、難聴の種類や程度が違ってきます。

耳の構造は、右図のように人間の耳は「外耳」「中耳」「内耳」の3つの部分からなりたっています。 音は外耳道を通じて鼓膜に達し、ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨によって内耳に 伝えられます。 音は内耳に入ると有毛細胞により電気信号に変換され脳に送られます。 このように、耳の各器官がそれぞれの役割を果たすことで音を聞き取ることができます。

難聴の種類は、外耳、中耳に原因がある「伝音性難聴」、 内耳やさらに中枢へ向う部分に原因がある「感音性難聴」、伝音性難聴と感音性難聴の両方の特徴を併せ持った「混合性難聴」とがあります。

外耳道に耳垢(みみあか)が充満している場合や、耳垢(みみあか)が柔らかく自宅での耳掃除で耳垢(みみあか)を奥に押し込んでしまう場合に、難聴を来すことがあります。このような場合、耳鼻科での耳垢除去をお勧めします。

神戸市中央区の耳鼻科、聴力と年齢「スピーチバナナ」
▲聴力と年齢

難聴の程度は一般に4つに分けられます。

  • ・25-40dBを軽度難聴
  • ・40dB-70dBを中等度難聴
  • ・70dB-90dB以上を高度難聴(右グラフの橙色)
  • ・90dB-重度難聴(右グラフの赤色)

  • 軽度難聴:小さな声や騒音下での会話の聞き間違いや聞き取り困難を自覚する。会議などでの聞き取り改善目的では、補聴器の適応となることもある。
  • 中等度難聴:普通の大きさの声の会話の聞き間違いや聞き取り困難を自覚する。補聴器の良い適応となる。
  • 高度難聴:非常に大きい声か補聴器を持たないと会話が聞こえない。しかし、聞こえても聞き取りには限界がある。
  • 重度難聴:補聴器でも、聞き取れないことが多い。人工内耳の装用が考慮される。
  • といいます。

    右の図は聴覚と年齢のグラフで、縦軸が音の大きさ、横軸が周波数で左側が低音、右側が高音を示します。
    年齢とともに高音部が聞き取りにくくなります。

    右の図で赤色の点線部分、バナナの様な形の部分がスピーチバナナといい、会話音声範囲を示します。
    人の普通の会話音域を聴力図上に示すとバナナのよう な形になるのでそんなふうに呼ばれています。

    一般に周波数が低く大きい音である母音は、周波数が高く小さい音である子音より聞こえやすく、特に子音の成分のうちタ行、サ行、ハ行、カ行は高音域にあり、これらが聞き取りづらくなったら難聴の可能性があります。

    スピーチバナナの部分より外れると会話が困難になりますので、補聴器を用いてスピーチバナナの部分まで聴力を補うことでに言葉の理解力を上げるようにします。

    また、難聴の進行に関して、「急速に出現した難聴」と「ゆっくり進行した難聴」があります。 「急速に出現した難聴」には中耳炎、突発性難聴などがあり、治療時期を逸すると 難聴が回復しない場合がありますので、 早めに耳鼻科を受診して下さい。

    補聴器について

    補聴器は患者さまのそれぞれの聞こえに合わせて調整する必要のある精密医療機器です。

    新聞や折込チラシなどで「すぐによく聞こえる!」といった通信販売の広告を見かけます。 しかし、まず聴力検査により難聴の程度を判定した上で、補聴器の必要性を判断すべきです。 また難聴がある部分の音域を判断した上で、補聴器を調節してはじめて使用が可能になります。 さらに耳の形は患者さまそれぞれで異なり、耳の形にあったものを使用する必要があります。

    補聴器は患者さまの聞こえ具合に合わせて調整が必要な機械です。 すでに補聴器をご使用している患者さまも、補聴器を使用しても聞こえに不自由がある場合は、 補聴器の調整のご相談等をお受けしておりますのでお気軽にご来院下さい。

    4つの事柄に注意して、ご使用することをお勧めいたしております。

    1.ご自分の耳に、あっていますか。
    補聴器はお客様のお耳にあわせて作られます。しかし、一回目で耳にあうとは限りません。 合っていない補聴器をそのままでご使用になると、耳に痛みがでてきたり、補聴器を使用する意欲がなくなってしまいます。
    補聴器には、必ず再作期間というものがあります。 これはご購入いただいた製品がお耳に合わないとき、無料で作り直す期間のことです。 再作期間をご活用いただき、耳にあった補聴器をお使いくださいませ。
    2.初めはあまり長時間装用しないで下さい。でも毎日ご使用ください。
    初めは、耳そのものが補聴器からの音に困惑しています。 補聴器は、初め静かな所で装用し、徐々に生活環境の中でご使用になることをおすすめ致します。
    又、ご自身の環境に合わせていくためにも日常的にお使い頂くことは大切です。
    3.補聴器は調整が必要な精密機械です。
    個人で補聴器の調整を変えてしまうと聞こえが悪くなってしまうことが多く、また耳を痛めてしまう原因になりかねません。
    調整があわないとお感じになった時には、当医院までご相談にお越し下さい。
    4.お手入れはこまめに行ってください。
    補聴器にとって、お手入れはとても大事です。最も多い故障原因は、耳垢が音の出口につまってしまい音が出なくなっていることがあります。 これは音口部をこまめに掃除をしていれば防ぐことができます。
    また、補聴器はとても湿気に弱い機械です。ご使用後は必ず電池をぬいて専用の乾燥ケースにしまってください。
    補聴器相談について

    補聴器相談の曜日が5月から変更になります。
    詳しくはこちらをご覧ください。